
住まいに込められた想いを、
次の世代へ繋いでいく。
数ある工務店の中から、有限会社トキホームのホームページをご覧いただきまして、誠にありがとうございます。
私が大工の道に足を踏み入れたのは、高校を卒業した十八歳の春でした。サラリーマンの家庭で育った私にとって、職人の世界に飛び込むことは、家族にとっても大きな決断だったように思います。それでも、自分の手で何かを生み出し、人の暮らしの礎を作るというこの仕事に、私はどうしようもなく惹かれていました。
小田原の工務店に住み込みで弟子入りし、五年間の修業期間。誰よりも長く木と向き合い、現場で泥臭く一つひとつの技を覚えていきました。やがて二十五歳で独立し、結婚を経て、自分の会社を立ち上げました。三十路を超えた頃、より広い想いを込めて屋号を「トキホーム」と改めたのが、今に続く私たちの始まりです。
あれから四十年余り。家づくりの主役は、いつの時代もそこに暮らすご家族です。だからこそ私たちは、図面を引く前にとことん対話を重ねることを大切にしてきました。早朝でも、日曜日でも、夜更けでも、ご納得いただけるまで何度でもお話を伺います。打ち合わせの回数を惜しまないこと――それが、私たちが何十年と貫いてきたただひとつの流儀です。
木の温もり、自然素材の安らぎ、手仕事ならではの造作家具。古(いにしえ)の職人たちが受け継いできた美しい仕事を、現代の暮らしに馴染ませてお届けすること。それが私たちの誇りであり、何より大きな喜びでもあります。
住まいの小さなお困りごとから、人生を変える大きな計画まで。どうぞ安心してお声掛けください。あなたの想いに、私たち職人一同、誠実にお応えしてまいります。
姉帶 敏規
アネタイ トシノリ
見えない場所にこそ、誠実は宿る。
独立への、ひとつの原点。
修業時代、ある現場でのことでした。あるお客様が「家ができていく途中を見てみたい」と仰ったので、私は迷わず現場へお迎えしました。お施主様が、自分の住まいが組み上がっていく姿を目にする――それは、何よりも大切な時間のはずだと思ったからです。
ですが、それを知った当時の上司は、私を強く咎めました。「途中の現場を見せてはいけない」と。その時に芽生えた違和感が、私の中でずっと消えなかったのです。
家づくりは、隠れる場所をいかに丁寧に仕上げるかで決まる仕事です。壁の奥、床下、見えなくなる下地のひとつまで――いつ誰に見られても胸を張れる仕事を、私はしたい。そう強く願ったことが、独立への道を踏み出すひとつのきっかけになりました。
だから、トキホームの現場はいつでも、お施主様にお越しいただいて構いません。完成までの過程こそ、私たちが最も誠実でいる時間だと信じています。
社名「トキ」に込めた、家族への想い。
「トキホーム」という社名は、長男 ユイト、次男 ナオキ――息子たちの名前の末尾から、ひと文字ずつをいただいて名付けました。
家族のつながりを胸に、これからもひとつひとつの住まいに、真心を込めてまいります。
